平成25年度CJKベンチャープロジェクト

平成25年度CJKベンチャープロジェクトにユーススタッフ奉仕として
慶應ローバーから1年の原科スカウトが参加しました。

16NJの翌日から行われハードスケジュールであったのにもかかわらず
台湾・韓国との架け橋となって活躍してくれました。

日本・韓国・中国(台湾)のスカウトと交流ができる
非常に魅力的なプログラムです!
是非、原科スカウトの報告をご覧下さい!

1、CJKプロジェクトとは・・・?

CJKとは、China(台湾)・Japan(日本)・Korea(韓国)の頭文字をつなげたものです。
地域社会奉仕、国際交流・理解、スカウト運動への理解という目的の下、
3か国のベンチャースカウトの協働による平成25年度CJKベンチャープロジェクトが、
2013年8月10日(土)~16日(金)、神奈川県野島(金沢区)の野島青少年研修センターにて実施
されました。

もとはローバー年代向けのCJKプロジェクトでしたが、
昨年度よりベンチャー年代対象のCJKベンチャープロジェクトが韓国において始まり、
開催国は持ち回りとなって今年度は日本において行われました。
8月10日から14日午前まではセンターで過ごし、
その後16日までがホームステイプログラムとなりました。
前半5日間、多彩なプログラムが催され、各国の混成班(インターナショナル・パトロール)のもと、
鎌倉市内の歴史探訪ハイク、鎌倉彫体験、鎌倉市長表敬訪問、鶴岡八幡宮の弓道場見学、
自然保護活動・地域社会奉仕としての野営場整備や工作物・防災トイレの作成などを行いました。
また、毎晩、タイワン・ナイトなどと称して各国の出し物が行われ、
パフォーマンスや軽食が供されました。14日昼に一旦解散した後は、
各ホストファミリーの元へ行き、14日午後と15日で各自、東京・横浜観光をしました。
最終日の16日は、先に帰国する韓国隊を午前中に見送り、
夕方の便まで時間のあった台湾隊は、日本隊とスカイツリー周辺のソラマチや浅草観光をしました。
15時頃に台湾隊を見送った後は日本隊での解散式が行われ、
ここにプロジェクトの全行程が終了しました。


2、ユーススタッフとしてどのような奉仕をしたのですか?ーーー

ユーススタッフ(ローバー年代)8人中の一人として、4班ある混成班の内の3班(ドラゴン斑)のサポート、主に開会式における挨拶や市長表敬訪問における通訳、ラップアップ(プロジェクト全体の評価反省)で挙がった評価点や改善点の要約作業、またそれらを基にしたレコメンデーション(次回台湾で行われるCJKベンチャープロジェクトへの提言)の作成などを主な業務とし、随時、台湾・韓国スカウトの抱く要望や問題に対応しました。


3. スタッフとして参加した感想をおしえてくださいーーー

自分自身が楽しむ側の参加スカウトではなく、ユーススタッフという運営する側としての本プロジェクトへの参加(奉仕)でしたが、外国スカウトとのふれあいは運営側にいても常に新鮮で、得るものがたくさんありました。参加スカウトは皆ベンチャースカウトだったので、ユーススタッフとして彼らのサポートをしていても特段手がかかるという事はなく、むしろ彼らの優秀さに驚かされた連続だったと言えます。スカウト、特に台湾、韓国スカウトは、朝礼などピシッとしている時はピシッとして、毎晩の出し物など楽しむ時は思いっきり楽しんでいて、そういった様子はとても印象的でした。日本スカウトも、ジャパン・ナイトなどで外国スカウトを真摯にもてなしている所は大変感心しました。最終日はたくさんのスカウトが泣きながら別れを惜しんでいましたが、とても楽しんでくれたのだなあとスタッフの一人として感慨もひとしおでした。


4. ホストファミリーとしての感想を教えてください!

14日午後から16日朝まで、台湾スカウト1名、日本スカウト1名、それと秋葉原観光をヘルプしてもらうことになった先輩ユーススタッフ1名の計3名が、我が家でホームステイをしました!なん

で日本スカウトもホームステイ?と思われた方もいるでしょうが、CJKベンチャープロジェクトの趣旨として同年代同士の国際交流というのがあり、プロジェクトに参加した日本のベンチャースカウ

トも一緒にホームステイをすることで交流を深めてもらおうという意図があるのだろうと思います。14日午後に帰宅した後、全員分の洗濯物を預かったのですが、僕も含め日本人は下着などビニ

ール袋にほいほい詰めていた一方、台湾スカウトのトニー(多くの台湾・韓国スカウトは英語名を持っていました)は、一つ一つきちんとたたんで入れていました。一息ついた後みなとみらいへ行

き、日本丸、動く歩道、汽車道などを回って、ワールドポーターズ内の自然食バイキング「はーべすと」というお店で夕食を取りました。翌日は、前日遅くまで起きていたのとそれまでの疲れから

か全員、朝の11時に起きましたが、早速ブランチを取り秋葉原へ。車中、トニーはしきりに車窓からの風景や、都心に近づくにつれ増えていく数々の電車に目をこらしていました。秋葉原では、

台湾スカウトと韓国スカウトをそれぞれ1名受け入れていたホストファミリーと待ち合わせ、まずはメイドカフェへ。なかなか形容しがたい空間でしたが、自分にとってもメイドカフェは初めてであり、

なかなか貴重な体験でした。その後は、アニメートなどアニメ系や免税店などのショップめぐりをしました。途中、トニーがオロナインCとDHCのビタミンBミックスが欲しいとのことでマツモトキヨシ

へ。秋葉原ではどこに行っても中国人を見ましたが、トニーが彼らと中国語でしゃべっているのを見ると、当然のことながらおおって思いました。ショッピングが終わったのちは、東銀座の歌舞伎

座へ。一幕見席という一幕のみ観覧可能なチケットを買った後は、築地の「寿司清」というお店でお寿司を堪能。歌舞伎座に戻り、「棒しばり」という一幕を鑑賞しました。役者の動きが多く躍動

的で、コメディー的な要素も多々あったため、台詞はあまり聞き取れなくてもなかなか楽しむことができ、トニーも満足気でした。そして、本日の東京観光の最後を飾るのは六本木ヒルズです!

六本木一丁目駅で降り、森タワーの展望台に向かうと、そこは360°視界に広がる夜景。これはまた形容しがたい美しさでした。周囲はカップルばかりという中、男4人と母親でなかなかシュー

ルでしたが、ガラスの前に座って互いに語らい、最高のムードで観光を終える事ができました。翌日の朝、横浜駅の天理ビル前にて自分の母親らホストファミリーたちは外国スカウトとお別れ

し、ここに約2日間のホームステイプログラムは終わりました。

5. 最後に一言お願いします。
近いようで遠く、遠いようで近い、日台韓の三カ国。どんなスカウトたちが来るんだろうと、プロジェクトが始まる前はやや不安もありましたが、会ってみると彼らがどんなに愉快な仲間たちなのか、すぐに分かりました。言葉の壁なんて、もはやありませんでした。最終日の送る側、送られる側の涙は、これからずっと、海を隔てても続く時空を超えた絆の証です。最後にこの場を借りまして、平成25年度CJKベンチャープロジェクトの運営に当たられた数々の方へ、深い感謝を表したいと思います。本当にありがとうございました。

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写真1
「手前左から8人目のスカウトまでが台湾隊(青い制服の子はガールスカウト)、9人目のスカウト(タイガースカウトだそうです)からが韓国隊。」

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写真2
「日本の縁日をイメージした、ジャパン・ナイトです!手に持っているのは吹き矢で、中に景品の入った風船を狙っています。」

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写真3
「タイワン・ナイトでの社交ダンス。学校では学期初めに男女入り混じって踊るそうです。恥ずかしかったな~。」

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写真4
「コリア・ナイトです!シルムという相撲に似た韓国の国技を国別対抗で競いました。左が日本スカウト、右が台湾スカウト。ふんどしのような布を引っ張り合って、先に倒れた方が負けです。 」

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写真5
「東京観光中のメイドカフェ@秋葉原。左列手前のトニーと右列手前から三人目のトミーが台湾スカウトで、右列手前のユンソクが韓国スカウト。」

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