■経緯
1994年、モロッコで開催された「マラケシュ国際シンポジウム」の際、バングラデシュ連盟から「健康」または「環境」を中核としたプロジェクトの共同実施が提案されました。これを受けて、プロジェクト実施の為の事前調査派遣が行われ、1998年~2002年の五ヵ年計画で、両国ローバーによる提携プロジェクトがスタートしました。そこでは、下痢による脱水症状の対処療法としてのORT(経口補水療法)の普及をはじめとしたPHC(保健衛生)に関する教育が主たる活動となりました。
五ヵ年計画終了後、プロジェクトの継続を望む両国ローバーの働きかけがあり、新たに2003年~2007年の五ヵ年でのプロジェクト実施が決まりました。そこでは、従来のPHCに加え、NC(自然環境保護)に関する活動が展開されています。
なお慶應ローバースは、第2回派遣(1999年2,3月)~第8回派遣(2005年2,3月)まで、毎年、派遣員を輩出していました。