10月5日〜6日に行われた、高崎第19団トレイニィ研修会(以下TCUE研修)
の2日目の活動の様子、そして参加スカウトの感想を紹介します。
TCUE研修とは・・・・
TCUE研修とはボーイスカウトを大学からはじめた高崎経済大学1年生を対象として、
ボーイスカウトのイロハ及びプロジェクト法を
身につけることを目的とする、1泊2日の訓練キャンプです。
このキャンプに、慶應ローバーOBであり現在は副長である大塩副長によるご縁で
2003年から始まったプログラムで、現在まで続いています。
慶應ローバーは、自分たちの活動紹介のほか、読図・計測法やセレモニーにおける基本動作などのスカウティングスキルに関するレクチャーを行っています。
これらを通して、自分自身の発信力やスキルの欠如を改めて振り返ることができるため、奉仕参加とはいえども、実は、私たちが勉強をさせてもらっていることの方が多かったりもします。
では、2日目の紹介です!
2日目は、朝礼からはじまりました。
昨日の訓練でスカウト達に伝えた「やすめ」「気をつけ」はもちろんのこと
国旗掲揚も完璧でした。
私たちもほっとした瞬間でした。
◎慶應ローバー1年鈴村スカウトの感想
……..ドリル訓練の最大の難関は国旗儀礼でした。国旗儀礼では、数多くの細かい動作を一つ一つこなしていかなければなりません。高経ローバーの1年生は熱心に取り組んで下さり、しっかり覚えてくださいました。訓練の成果は2日目の朝のセレモニーでしっかり確認することができました。私がかけたU字形の集合も報告も伝授した通りで、報告を受けているときはとても嬉しかったです。さらに、難関の国旗儀礼が完璧でした!最中は、「最後の敬礼、覚えているかな。」などとそわそわしていましたが、そんな心配をよそに、完璧な国旗儀礼が行われた後には感激し、達成感を感じることができました。
無事、朝礼を終えて解散したあとは朝のゲームをすることに・・。
チームに分かれて、チーフで目隠しをし、他のメンバーが
大声で宝のある方向を声をつかって伝える目隠しゲームです。
さぁ、宝をゲットできるのはどのチームなのでしょうか。
それぞれのチームが思い思いの方向に進み、必死に宝を自分の手と
仲間の声をたよりにみつけだします。
天候にも恵まれ、よい朝を迎えることができました。
さて、研修所にもどり、高崎経済大学ローバー1年の
プロジェクト発表の時間となりました。
1日の基礎訓練において、「プロジェクト」の企画・計画を
学んだスカウトたちは、どのようなものを私たちに紹介してくれるのでしょうか。
スカウトたちは、思い思いのプロジェクトを発表していました。
「森の動物園」をつくりたい!ゴミ拾い山登りプロジェクトを展開したい!
中には昨日の基本訓練で伝授した「読図」をテーマにしたプレゼンがでてきましたよ!
◎慶應ローバー3年長島スカウトの感想
….2日目の各班の企画発表では、前日のスキル訓練で自分がレクチャーした
読図技術を用いた企画が出てきました。
1年生のスカウトが、その計画の作成のために自分に質問しに来てくれたことも含め、
スタッフ冥利に尽きる出来事でした。
そして私たち慶應ローバーも、「見本をみせてくれ!」と
研修コーチに告げられ、朝からひっそりと準備をすすめていました。
その名も高崎経済大学・慶應大学合同キャンプ!
高崎経済大学のローバーと私たち慶應ローバーの活動は
正反対にちかい活動展開です。
高経ローバーの活動は奉仕活動が主体で、
ある意味、慶應ローバーよりスカウティングの実践がなされています。
彼らの活動に対する姿勢を「慶應ローバーでも見習いたい」と思い、
このキャンプを提案しました!
◎大塩副長の感想
…今年度は一つ大きな変化がありました。
それは、慶應ローバーから高経ローバーに対して、
合同でプログラムを実施する旨の提案をしたことです。
これまでは、お互いの活動を聞くだけであり、
それだけでも十分に得るものがありました。
特に、地域と連携した活動は、慶應ローバーでは手薄になっている領域であり、
活動の幅を広げるための示唆をたくさん受けていました。
しかし、今年はそれを踏まえて、お互いの共通領域である新入生訓練については、
両大学ローバーが連携して実施することを持ちかけました。
もちろん、実現をするためには、相互の調整や協議が必要となるため、
これからが大変だとは思います。
ですが、新たな一歩を踏み出したことについては、
指導者ながら非常にワクワクしています。
是非とも、自身の特徴を最大限に活かして、双方に意義のある活動となるよう、進捗及び展開をしてもらいたいと思います。
そして、いつかは、他の大学ローバーも巻き込んで、ローバリングの活性化に繋がっていくことを祈願しています。
無事全てのグループの発表がおわり、
TCUE2013の幕が閉じました。
いかがだったでしょうか・・。
「教える」立場の難しさ、喜びを大いに感じることのできたプログラムでした。
今回は慶應ローバーの1年生が3名も参加しました。
来年の1年生がまたTCUE2014に参加してくれることを祈っています。
次回は、参加スカウトの感想総集編をお届けします!
お楽しみに!