- 今年も4月25日(金)〜27(日)にかけて
神奈川県池子にある米軍基地でおこなわれた
BSAキャンポリーにスタッフとして参加してきました。
今年は、1年生5名、2年生5名、3年生2名、4年生院生4名と
慶應ローバーからは16名参加し、他大学からは9名参加しました。
なんと、神戸からは嶋田健太(19)スカウト、
そして福岡からは光岡健(18)スカウトと遠方からも
熱意溢れるスカウトが参加してくれましたよ!
BSAキャンポリーは、ボーイスカウトアメリカ連盟と
日本連盟の交換キャンプで毎年この時期に行われています。
日本・アメリカの参加団のそれぞれの班が様々なアクティビティを
通して親睦を深めるキャンプです。
私達は、プログラム運営や食事の提供、サイトまでの誘導などを
お手伝いさせていただきました。
行われたプログラムは、Axe Throw “斧投げ”や
半径10mの円の中にロープとテントステークを使って1mの棒を3本立てるロープ結び”Knots Knots Knots!”
どれもユニークな活動ばかりでした。
スタッフのローバーたちも、
アメリカと日本のスカウトとの交流、キャンプそのものを楽しむことを
目標に存分に楽しみ、自然と笑顔が溢れていました。
午前の活動が終わると、スカウトや指導者がお昼ごはんを食べに
一斉に湖前の広場へ集まります。
今回行われた海軍米軍池子基地のある
神奈川県逗子市の市長も視察に訪れました。
アクティビティも終了し、19:00からは
キャンプファイアが行われました。
例年の盛大に盛り上がるキャンプファイアとはひと味違い、
厳粛でスピリチュアルなキャンプファイアとなりました。
アメリカ大使館で使われていた国旗を燃やす儀式や
Order of the arrowの叙任儀式が行われました。
Order of the arrowは、BSA特有の名誉組織であり、
1級以上のスカウトが、リーダーシップや社会奉仕、
高度な野外活動などの実践を通して推薦で評価が
認められ、断食などのミッションをクリアし選ばれるものです。
ここにも日本とアメリカの文化の違いがみてとれますね。
ローバーのスカウトはこの厳かなキャンプファイアに目を奪われていたようでした。
こうして無事終わったキャンポリーでしたが、
何よりも今年は25名を超えるローバーが集う3日だったため、
互いのローバリング活動の情報交換となる良い場にもなったようです。
時間をみつけては、話を交わし意見交換をし
活動中は協力してキャンポリーに奉仕する
其々が思い思いの時を過ごしてくれたようです。
初めて参加した1年の北村スカウトに感想を聞きました。
今回初めてBSAキャンポリーに奉仕させていただきましたが、これまで経験してきた日本のキャンポリー、ジャンボリーとも世界ジャンボリーとも異なる経験ができ非常に面白かったです。
僕は斧投げのスタッフとして奉仕し、日本のスカウトにルール説明を翻訳したほか、注意喚起等をしていました。“1.2.3.Fire!”の掛け声ののちに、各自の好きなタイミングで投げるのですが、ここに文化の違いを垣間見れた気がします。日本のスカウトはおおよそ一斉に投げるのに対し、アメリカのスカウトは各々の気が済むまで精神統一した後に自分のタイミングで投げるのです。また、アメリカのスカウトが外した時のリアクションは大きく、見ていて新鮮でした。このように楽しみながら奉仕ができてよかったです。加えて、今回の活動は慶應ローバーのみならず、兵庫、福岡を含め他団の参加者とも交流することができ、とてもいい機会でした。夜には長島さんのスカウト論に芳朗さんのネパールへの思い、阿部さんの南米派遣の話等、熱い話が聞けて嬉しかったです。さらに忘れてはいけないのはジョンさん夫妻の助けです。僕は26日の朝に食事の手伝いにジョンさん宅へ赴きました。5時30分起きという少々苦労を要するものでしたが、夫妻も同じく早起きをしてくださったのであり、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。多くの方のおかげで、貴重な経験ができました。本当にありがとうございました。
さて、次回の投稿は遠方より参加してくれた
兵庫連盟ローバー嶋田スカウト、福岡県連盟の光岡健スカウトに
BSAキャンポリー2014の感想をインタビューしました!
お楽しみに!