ユーススカウトグループPaxⅣhyperが主催するネパールプロジェクトの報告会が
11月30日に開催されました。
慶應ローバーの1年からは塙、小佐野、北村、中圓尾スカウトが、
2年からは山本、中之薗、小熊スカウトが今期のクルーとして
報告会を主催しました。
今回の報告会では、
今年の夏の活動報告だけではなく、
ネパールプロジェクトがどうやって誕生したのか、
ネパールプロジェクトの特徴など、プロジェクトの全体を参加者の方にお伝えしました。
そしてそこからクルーたちが感じた「ボーイスカウトにしかできないこと」をお伝えました。
今回の報告会では、
ネパールの茶葉を使った特製ネパールティーを振る舞ったり、
現地で撮影した写真であったり、子供たちが書いてくれた絵を会場に展示しました。
ネパールプロジェクトとはどんなものなのでしょうか。
この活動は2002年登山家の田部井さん協力のもとリンゴの木をネパールに植える
「アップルプロジェクト」として始まりました。
その後、ネパールで深刻となっているごみ問題の解決に現地ネパールのスカウトたちと共同して
取組はじめ、現在まで12年間続いてきました。
ネパールプロジェクトは問題発見から、プロジェクトの方針の決定、
現地での活動まで、スカウトが自ら作り上げるプロジェクトであるということが最大の特徴です。
「ネパールの環境保全」を目的としてこれからもより高度な活動を目指します。
詳しくはこちらのページをご覧ください。
facebookページ https://www.facebook.com/nepaljapanproject2011
プロジェクト発表の後には参加者との活発な質疑応答、意見交換が行われました。
報告の中では触れていなかった内容について答えたり、
多くの方から、プロジェクトのこれからの発展について
また改善点についてアドバイスを頂きました。
中でも印象的だったのは、「君たちができなかったことを教えてほしい」という質問です。
この質問に対してクルーははじめ少し当惑していたものの
プロジェクトを思い返すと自分たちの行ってきたことに対する
反省であったり、後悔、また無力感など様々な思いがふつふつと湧いてきたようで
クルー一人一人が、自分の正直な思いを参加者の皆さんに伝えました。
光の面だけではないプロジェクト。
クルーたちがそれぞれ自分の思いを参加者の皆さんへ伝えることで
報告会は参加者にとっても、クルーにとっても有意義なものとなりました。
今後も報告会がいくつか開催されると思いますが、今回頂いたアドバイスや反省を生かして
ネパールプロジェクトの魅力、スカウティングの魅力をさらに伝えていきたいですね。