9月6日から7日にかけて富士登山、7日から9日にかけて浩庵キャンプ場にてキャンプを行いました!
悪天候の続く中での夏キャンプでしたが、1年から4年まで延べ13名の隊員同士で協力し、無事終えることができました。
9月6日-7日 富士登山
今年の夏キャンプは富士登山から始まりました。
昼食を食べ、しっかりと装備の確認をして、楽しみ4割不安6割を胸に抱きながら吉田口五合目をスタートした私たち。序盤は快調に歩を進めていたものの暑さと高低差に隊員たちの体力は奪われていく様子…
果たして無事この日の宿である八合目五勺の御来光館に到達することは出来るのでしょうか…
…というわけで、途中苦しくなることもありましたが、無事隊員全員で御来光館にたどり着くことができました!
くたびれた私たちを待っていたのは夕食のハンバーグ弁当!登り続けたことによる空腹が私たちにとっては最高のデミグラスソースとなりました。
夕食を平らげた後は、早朝の出発に備えてすぐに就寝しました。
9月7日am2:30 起床、装備の確認をし、さあ出発!と思ってドアを開けると外は雨…
防寒と防水の装備を再度整え出発しました。
当然街灯などない登山道で頼りになるのは自分のヘッドライトのみ。岩場を慎重に一歩ずつ進みました。
登ること約2時間半。ついに富士山山頂に到達です!
しかし山頂はあいにくの悪天候で、御来光には期待出来なかったので到着後すぐにお鉢巡りを開始しました。
途中、富士山で最も高い海抜3776mの剣ヶ峰の登頂にも挑戦。下から吹き上げる雨と風の中の登頂は過酷を極めましたが、なんとか登り切りました!
疲れや寒さに耐え切れなかった私たちは、剣ヶ峰の頂上に着くや否やすぐに写真を撮り、下山を開始しました。(道中、頂上に着いたらあれやろうこれやろうなどと話していたことは完全に忘れていました…(笑))
吉田ルート山頂に戻って来た私たちは、一休みしてから下山を開始しました。須走の砂を楽しむ人もいれば苦しむ人もいましたが、ペースを合わせながら下山し、約3時間かけて五合目まで戻りました。
9月7日−9日 キャンプ@浩庵キャンプ場
下山後は麓の温泉にゆっくりと浸かって休み、その後、本栖湖湖畔の浩庵キャンプ場にテントの設営を行いました。
今回は普段使い慣れているドーム型テントではなくA型テントだったため(かなり)苦労しましたが、無事設営を完了しました!
その後、麓も雨が降ってきましたが、幸い浩庵キャンプ場には屋根付きの炊事場があったためその下で雨をしのぎながらみんなでワイワイと料理も楽しみました!
ちなみにこの日のメニューは回鍋肉でした。
この夜には次期の役職決めも行いました!先輩の推薦をもとに、1年同士で話し合い隊員それぞれが適役を任されることになりました。一人ずつ今後の慶應ローバーでの抱負を語るなど、各々の思いを共有し慶應ローバーのこの先を考える大変有意義な時間になったかと思います。
一通り話が落ち着くと、この日は疲れもあったため早めに寝袋へと収まりました。
目を覚ますと、辺りは恐怖を感じるほどの雨と風。
接近中であった台風13号の影響でキャンプ場も大雨と強風に見舞われ、我々はテント内での待機を余儀なくされてしまいました。あまりの強風に吹き飛ばされるのではないかという恐怖を感じながら…
しかし私たちの立てたA型テントはそれらをものともせず、風雨が落ち着くまで隊員全員を守ってくれました!
そうしているうちにいつの間にか昼になってしまい、天気も落ち着いてきていたので昼食を作ることになりました。
試行錯誤しながら味を調整した結果、最高のトマトチーズリゾットとミネストローネができました!キャンプでみんなと食べると、さらに美味しさ倍増です!
腹を満たしたら次は楽しいことを…ということで、富士急ハイランドに行ってきました!!
平日の雨上がりということもあり、様々な人気アトラクションに乗ったり写真を撮ったりと、思う存分楽しみ悪天候による鬱々とした気分を吹き飛ばしました!(昨日までの疲れは何処へやら…)
(途中、雨が降ってもレインウェアのフードをかぶり何食わぬ顔で歩いていたのは、私たちが富士登山を経てたくましくなった何よりの証拠でしょう。)
そんな私たちはキャンプ場に戻ると、最後の夜を惜しむかのように語らいました。途中からは同じキャンプ場にテントを張っていた他のグループの方々とも話したりしていました。キャンプは新しいつながりももたらしてくれます。
そうしてそろそろお開きにしようかという頃、雨が完全に上がっていたので試しに湖畔の水辺まで出てみると、そこに広がっていたのは文字通り”満天の”星空。
そのままそこにマットと寝袋を持ってきて、星空に包まれるようにして眠りに就きました。
筆舌に尽くしがたい、幸せな時間でした。
次に目を開くと目の前には、
夜明けの富士山がそびえ立っていました。
しばらくすると空が明るみ始め、
夏キャンプ4日目にしてついに、御来光を拝むことができました。
あんなに苦しい思いをさせられて登った富士山も、遠くから見るとこんなにも美しいんだなと、そう感じさせられました。
こうして、私たちの夏キャンプは幕を閉じました。
最後に、これまで慶應ローバーを支えてきた中圓尾隊員と、これからの慶應ローバーを支え、形作る中心となる堀隊員のコメントをご紹介します。
~中圓尾隊員~
富士登山や台風の中のキャンプ生活を通じて、ヨコ・タテのつながりがより強いチームになったなと感じました。そしてなにより夏休み一番の楽しい思い出を作ってくれたみんなに感謝です。
60周年を迎えるにあたって、一年生には様々な機会で慶應ローバーの伝統を感じてもらいながら、一方で臆することなく、新しいチャレンジをしていってほしいと思います。みんなに期待しまくりです。
~堀隊員~
こんにちは!
慶應ローバー1年の堀です。
本日は簡単ですが九月に行ってきた夏キャンプの富士登山の様子をお伝えできればと思います!
結論から申しますと、登頂は果たしたものの、あいにくの雨でご来光は見えず自分としては不完全燃焼な登山となってしまいました!
天候はどうしようもないですけどね!!
ただ富士登山を通して仲間のありがたさをひしひし感じました。
日頃の運動不足、不健康な食生活、そして運動不足で
だらけきった体にMt.fujiの斜面は大変こたえました。
おそらく1人では登りきることなく諦めていたことでしょう、、、
そんな時、励まし支えてくれ、困難に対して楽天的な考え方を与えてくれる仲間の存在は何にも変え難いものでしょう。
人生では1人でやりきらなくてはならない日もいつかくるでしょう。
それでも周りで支えてくれる仲間のことを忘れず大切にしていこう。そんなふうに思った夏の富士登山でした。
あとはランニングも始めようと思います。
ホントに大変だった、、、
弥榮
今後の活動にもご期待ください!