10月8日(土)から10月10日(月)にかけて伊豆諸島の式根島にて秋キャンプを行いました!
隊員にとって初の島キャンプ。青い海に青い空、温泉や美味しい海産物。島の魅力を満喫した3日間でした!!
10/7(金)
先発組は金曜日の夜に東京竹芝の旅客船ターミナルから出発。各々授業を終え竹芝に集合。重たい装備と格闘しながらも初めての船旅への期待に胸に「さるびあ丸」に乗船。式根島へ出発進行です!
なんと今回は「二等席なし」。デッキでのスペース争奪戦の中なんとか寝場所を確保!明日に備え早めに寝袋に潜り込みます。
10/8(土)
朝の光と波音に目を覚ますと「もうすぐ式根島に到着します」とアナウンスが。いよいよ式根島に到着です。
無事到着したもののどうやらキャンプ場は島の反対方向の様子。しかも観光案内所の方によれば今日はキャンプ場が混雑していてテントが張れるかわからないとのこと。果たして私たちはこの大荷物を運びきりテン場を確保することが出来るのでしょうか?
各自重たい装備を背負いながら島特有の急坂を登り始めた私達。しかし最初の坂を登りきったところでなんと突然の雨が!このまま荷物を背負って進むのは厳しい状況。テン場の確保を最優先し先発隊と荷物番のふた手に分かれることになりました。
さて、荷物番として大量の荷物とともに路肩にひとり取り残された私。雨の途方にくれているとなんと救世主が現れました。バイクで通りがかった島のおじさんがわざわざ車を取ってきて荷物を運んでくれたのです!!
名前を聞く事すらできなかったのですが島の方の親切に心があたたかくなりました。本当に感謝しています。
さて、そんなありがたい奇跡のお陰で無事キャンプ場に到着!先発組も無事テン場を確保しテント設営を終えました。
ここまで盛りだくさんな出来事があっても時計を見るとまだ10時!いよいよ活動スタートです!!
腹ごしらえを終えた私たちは島の散策を開始!幸いにも雨はすっかり止み青空が広がっています!!
大浦海岸に到着!目の前に広がる青い海にテンションMAX!!思わずカメラのシャッターをきりまくりました(笑)
青い海と白い砂浜は絵になりますね^^ たくさん記念撮影をしました!
次に向かったのは泊海岸。岩場の多かった大浦海岸とはうって変わり真っ白な砂浜とエメラルドグリーンの海が扇状にひろがっています。
きれいな海を満喫した後は夕食の買い出しへ。
式根島の商店は私達の予想より遥かに充実していてとても楽しいお買い物でした。
買い出しの後は島で唯一の水着の要らない温泉へ!途中道に迷いながらも「憩の家」にたどり着きました。
温泉の値段はなんと200円!源泉かけ流しの温泉で一日の疲れが吹き飛びます。
温泉から帰るといよいよ夕食作り。今回揃えたツーバーナーコンロとコッフェルの初陣です。みんなで協力しながら楽しい夕食が始まりました。
今夜のメニューはパスタとサーモンとトマトのアクアパッツァ。キャンプとは思えないオシャレなメニューにみんなのテンションがあがりました!
お腹いっぱいになった後は海岸で天体観測。東京とは全く違う星の煌めきに感動です。
慶應ローバーの文字で記念撮影。「青春っぽい!」とみんなではしゃぎます
盛りだくさんの一日目。翌日に備え今夜も早めに寝袋に潜り込みます。
10月9日(日)
朝5時。仲間の声に重たい瞼をこすりながらテントを出ると絶景が!!
しかし、朝焼けの空に浮かぶ黒々とした小島や岩場のコントラストに見とれていると突然の豪雨!!慌ててテントに駆け戻り二度寝を決め込みます。
その後、一旦雨が落ち着いた頃に途中参加の塩沢隊員と石川隊員が合流しました。
塩沢隊員と石川隊員が到着すると、また突然雨が降り出しました。大急ぎでテーブルなどを片付け、テントに避難。トランプや人狼ゲームをして雨が上がるのを待ちます。
幸いにも1時間半ほどで雨は上がり、キャンプ場の近くで電動アシスト付きの自転車をレンタルしました。(式根島には至る所に自転車をを借りられるお店があります。)
式根島は面積は小さいもののアップダウンの激しい地形であるため、この一日は電動自転車のありがたみをとても感じました。自転車を使えば島の端から端まですぐに行くことが出来ます。
私たちが自転車で最初に向かったのは再びの泊海岸でした。この時、天気は曇りで海も冷たかったのですが、男子陣は意を決して海へと飛び込みます。
…5分後、私たちは後悔と共に温泉へと向かうことになりました。
そうして向かったのは、島の南側にある松が下温泉です。
式根島にはいくつか温泉があるのですが、その多くが水着さえ着ていれば無料で入ることが出来ます。それらの温泉は文字通り”天然”温泉で、松が下温泉は底に苔が生えてすこしぬるっとしていたり、岩の成分が溶け出しお湯がオレンジ色に染まったりしていました。浸かっていると水着や体にオレンジ色が付いてしまいましたが、そうして天然を感じるのもまた一興。
松が下温泉をしばらく楽しみ、次に向かったのが歩いて3分ほどのところにある足附温泉です。
こちらは潮の香りがしたり藻が浮いていたりと松が下温泉よりも天然度合いが強く、温泉というより”温かい海”という感じでしたが、湯加減は丁度よく、ここに浸かりながら隊員たちで次に向かう先を話し合ったりしていました。
そして次は温泉のあるエリアからキャンプ場方面にある、1日目と同じ中華料理屋に向かいました。ここで筆者は岩のりラーメンを注文。味はもちろん、いつも食べているラーメンのすすった時の感覚の違いも楽しめました。
お腹を満たした私たちは自転車に乗り、途中、島にいることを忘れさせるような森を抜けて、島の北岸にある神引展望台へ向かいました。
ふもとに自転車を停めて歩いて登り振り返ると、そこは島全体が一望出来る絶景スポットでした。この日はあいにくの曇り空だったのですが、この時は雲が薄くなり夕焼けを見ることができ、ゆっくりとした時間に身を任せることが出来ました。
神引展望台を後にして、島唯一の屋内温泉にゆっくりと浸かった私たちはキャンプサイトへと戻り、夕食の準備を始めました。
この日の夕食は鍋と地元産の鯛のお刺身でした。星空の下で食べる温かい鍋もお刺身も格別でした!
夕食を食べ終わり片付けていると、同じキャンプサイトの隣にいた方がウツボをさばいていました。普段なかなか見ることのない光景に隊員たちは釘付けになっていました。その方が「使わないから」とウツボの頭を下さり、一部の隊員たちは撮影会(?)をしていました。
一方で他の隊員は昨日に引き続き星の撮影をしたりと各々の時間を過ごしてから、この日は眠りにつきました。
10/10(月)
次の朝は、朝食を済ませて撤営を行い、無事帰りの船に乗船しました。
船の中で一眠りした後、この秋キャンプの反省を丁度終えたあたりで船が竹芝の港に到着し、今回の秋キャンプは終わりを迎えました。
私にとっては初めての島キャンプであった今回の秋キャンプ。
島にいると、日常とは少し違った時間の流れ方や人と自然の暖かさを感じました。
今後も機会を見つけてまた島へ行ってみようと思います。
(記事の中ではお伝えしきれませんでしたが、式根島にはたくさんの野良猫がおり、気ままな時間を感じさせてくれました。生まれ変わったら式根島の猫になりたいなあ…)
今後の慶應ローバーの活動にもご期待下さい!